リフォーム契約トラブル対策テンプレ(シリーズ)
- 【ハブ】👉 7ステップ+STEP0で全体をチェックする(親記事)
- ①見積:👉 「一式」「別途」を潰す質問テンプレ
- ②支払い:👉 このページ(工程連動払いテンプレ)
- ③追加/変更:👉 追加工事(変更契約)を“書面化”するテンプレ
- ④議事録:👉 打ち合わせ議事録テンプレ(言った言わない防止)
※シリーズは「見積→支払い→追加変更→議事録」の順で読むと強いです。
リフォームの支払いトラブルは「人」ではなく支払いの構造で起きます。
この記事は、前払い・中間金・最終金を工程連動(マイルストーン)にして守るための確認テンプレ集です。
リフォームで揉めやすいのは、追加工事よりもお金(支払いのタイミング)です。
「先に払ってください」「材料を発注するので前金が必要です」と言われ、
なんとなく払った結果、遅延・未完了・連絡不通になるケースは珍しくありません。
大切なのは、前払いを否定することではなく、
前払いを“条件付き”にして文章で残すことです。
まず全体像(契約の7ステップ)を確認したい方はこちら
見積に「一式」「別途」が多いなら、支払いの前にここを潰す
この記事でできること
なぜ「工程連動払い」が最強なのか
工程連動払い(マイルストーン払い)とは、工事の進捗と支払いを連動させる仕組みです。
逆に、支払い日が固定(例:契約後○日で中間金、○日で最終金)だと、未完了でも支払う羽目になります。
- 未完了なら支払わなくていい(最大の防波堤)
- 遅延・手抜きを抑止できる
- 交渉カード(支払い)が残る
「前払いを断る」のではなく、前払いを条件付きにするのが実務的で安全です。
条件を文章にし、相手から「了解です」を取って証拠化してください。
工程連動払い:基本の型(マイルストーン設計)
支払い構成の一例
- 着工金:10〜20%(ゼロでも可/出すなら最小限)
- 中間金①:30〜40%(解体完了+下地・配管まで等)
- 中間金②:20〜30%(仕上げ8割+設備設置等)
- 最終金:20〜30%(検収=是正完了+確認後)
最終金は「気持ち」ではなく是正完了まで残すのがコツです。
- 是正がすべて完了している
- 写真(必要なら動画)で確認できる
- 設備が実際に動作する
【テンプレ】工程連動払いを提案する文面(最初の一通)
コピペOK(メール/LINE)
「支払い条件について、トラブル防止のため工程連動(マイルストーン)で合意したいです。
以下の内容で問題なければ『了解です』と返信ください。
① 支払いは工程完了後に行う(未完了の場合は支払い保留)
② 完了条件は文章で定義(写真提出・動作確認・是正完了など)
③ 前払いが必要な場合は材料の内訳・証憑を提示する
④ 追加・変更は事前見積→書面承認→着手
⑤ 遅延時は理由と新しい完了予定日を文章で共有する」
【テンプレ】前払い(材料費)を求められたとき(条件付きにする)
コピペOK
「材料費の前払いについて確認です。前払い自体は検討しますが、以下を文章で残したいです。
① 材料名・型番・数量・単価(内訳)
② 発注書・納品書などの証憑
③ 未施工・解約時の精算方法(返金 or 材料引渡し)
④ 施工費は工程完了後に支払う(材料分に限定)
⑤ 納品予定日・保管場所の明示
相違なければ『了解です』と返信ください」
【テンプレ】中間金を払う前の確認文(支払う直前)
コピペOK
「中間金の支払い前に確認です。
今回は工程完了後の支払いと理解しています。
① 対象工程:〇〇(例:解体完了、下地/配管完了など)
② 完了条件:写真・動画で確認(全体→アップ)
③ 是正があれば完了後に支払い
④ 次工程の予定日(完了見込み)を共有
⑤ 追加は事前見積→承認→着手
問題なければ『了解です』と返信ください」
【テンプレ】最終金(検収)前の確認文(最後の砦)
コピペOK
「最終金について確認です。
以下が完了後に振込します。
① 是正箇所がすべて完了している(写真)
② 写真提出済み(必要なら動画)
③ 設備の動作確認ができている(給湯/水栓/換気/照明など)
④ 書類(保証・型番等)が提出されている
⑤ 鍵・残置物など引渡条件を満たしている
相違なければ『了解です』と返信ください」
危険サイン(支払い編)
- 理由を説明せず「とにかく先に払って」と言う
- 工程と無関係に支払日を固定する
- 遅延しているのに支払いだけ求める
- 質問を文章で返さない(電話のみ)
工程連動・証憑・精算条件を文章化できないなら、その支払い条件は危険です。
支払いの前に、シリーズの「追加変更テンプレ」「議事録テンプレ」もセットで入れると盤石です。
次に読む(シリーズ:ここまでで勝ち筋が太くなる)
関連記事(合わせて読むと事故率が下がる)
よくある質問(FAQ)
Q. 前払いは絶対にダメですか?
いいえ。前払い自体は珍しくありません。
ただし、材料内訳・証憑・未施工時の精算条件を文章で残し、施工費は工程連動にするのが安全です。
Q. 工程連動払いを嫌がる業者は危険ですか?
一概には言えませんが、検収条件を文章で定義できない業者は注意が必要です。
Q. LINEだけでも証拠になりますか?
はい。金額・範囲・工期を明記し、相手から「了解です」と返っていれば証拠になります。
※本文を修正した場合は、下のFAQ構造化データも同じ内容に更新してください。
