📋 目次
はじめに：衝撃の38位という現実
「日本人って、お金のことよく分かってないよね」
そんな話、職場や飲み会で聞いたことありませんか？実はこれ、ただのイメージじゃないんです。2019年に行われた大規模な調査で、日本人の「お金の知識」が世界144か国中38位だということが明らかになったんです。
そもそも何がヤバいって、25,000人もの日本人に聞いた基本の「お金の常識」に関する質問で、平均して57問中32問しか正解できなかったってこと。これ、もし試験だったら57点です。赤点じゃないですけど、正直イマイチな成績ですよね。
世界が驚いた日本人の「お金の常識」
海外と比べてみると衝撃的すぎる
あなたは「お金の知識がすごい国」ってどこだと思いますか？調べてみたら、デンマーク・ノルウェー・スウェーデンがトップで、71%もの人が基本的なお金の知識を持っているんです。
それに比べて日本は？43%です。これ、めちゃくちゃ差がありますよね。もっと衝撃的なのが、アメリカは66%、カナダは68%なんです。いわゆる「先進国」同士でこんなに差があるって、相当ヤバい状況だと思いませんか？
[Source: リベラルアーツ大学](https://liberaluni.com/financial-level)
面白いのが「お金の置き場」への考え方
面白いデータがあるんです。日本人と海外の人では、貯めたお金をどこに置くかが全然違うんです。
| 国名 | 金融リテラシー率 | 現金預金比率 | 株式比率 |
|---|---|---|---|
| デンマーク | 71% | 25.0% | 35.0% |
| ノルウェー | 71% | 20.0% | 40.0% |
| カナダ | 68% | 20.0% | 45.0% |
| アメリカ | 66% | 12.6% | 39.4% |
| 日本 | 43% | 54.2% | 11.0% |
つまり、日本人は「お金は銀行に置いておけば安全」って思い込んでいるけど、アメリカ人は「お金を働かせるために投資する」って考えているんです。
日本人がハマりがちな「お金の罠」
💳 知らないとヤバすぎる「分割払い」の真実
クレジットカードで買い物するとき、「分割払い」って選びますか？実はこの選択、結構ヤバいんです。
調査によると、日本人の45%が「クレジットカードの分割払いは、高金利の借金と同じ」ってことに気づいていないんです。つまり、2人に1人は「楽に払えるから」と分割を選んでいるけど、実はめちゃくちゃ高い利息を払っていることに気づいていないってこと。
💰 「複利」って何だろう？状態が多数派
「100万円を年率2%で5年間運用したら、5年後いくらになる？」って聞かれたら、あなたは答えられますか？
実はこの質問、正解できる日本人は44%」しかいないんです。それに比べてアメリカ人は75%、ノルウェー人は65%も正解できます。
正解は110万円より多いです。なぜなら、複利（利息に利息がつく）効果で、単純計算の110万円より増えるからです。
お金の授業、日本では何を教えてないの？
[Source: 株式会社MILIZE](https://milize.co.jp/news/20230608_5487)
学校ではお金のこと教えてくれない
「学校でお金のことちゃんと学びました？」って聞かれたら、あなたはどう答えますか？
実は日本人の75%が「学校や職場でお金のことを教わったことがない」って答えているんです。これってすごくないですか？人生で最も重要なスキルの一つなのに、誰も教えてくれないって。
さらに衝撃的なのが、62%の人」が「家庭でも親からお金の使い方を教わらなかった」ってこと。つまり、親もお金のことよく分かってないってことですよね。
先生たちも苦労している現実
実は先生たちも大変なんです。金融教育をしたいと思っている先生は90%もいるんですけど、「内容が生徒に浸透している」と感じている先生は13%」しかいないんです。
なんでこんなことになるの？理由は簡単で、先生たちもお金のことよく分かってないからなんです。普通に数学や国語を教える先生が、突然「複利計算」や「投資のリスク管理」を教えろと言われても、無理がありますよね。
海外ではどう教えているの？
アメリカは21%の人が学校で学んでいる
日本と比べてアメリカはどうなの？って思いますよね。実はアメリカでは21%の人が学校でお金のことを学んでいるんです。日本の7%と比べると、3倍も多い！
アメリカの学校では、小学校から始めるんです。低学年では「お金って何？」から始まって、中学では銀行口座の仕組み、高校では投資の基本って感じで、段階的に学んでいきます。
北欧はもうレベルが違う
デンマークやノルウェー、スウェーデンなんかはもうレベルが違います。学校だけでなく、実際に銀行や証券会社と連携して、生徒が本物の口座を持ったり、模擬投資をしたりして学ぶんです。
フィンランドなんかは、70%以上の人が金融リテラシーを持っているんです。日本の43%と比べると、どれだけ差があるか分かりますよね。
今日から始められる「お金の知識」アップの方法
STEP1: 意識を変える
まず最初に必要なのは、「お金のこと、ちゃんと知りたい」って思うこと。今まで「難しそう」「面倒くさい」と思っていた人も、実はそれが損してるかもって気づくこと。
STEP2: 小さくても始める
「投資なんて大金がないと始められない」って思ってませんか？実は1万円からでも始められるんです。NISAなら年間120万円まで、投資した利益が非課税になるし、iDeCoなら老後資金を準備しながら税金も控除してもらえる。
STEP3: 毎日10分だけ経済ニュースをチェック
難しいこと考えなくて大丈夫。ニュースアプリで「経済」カテゴリをチェックするだけでOK。「なぜ円安になったの？」「株価が下がった理由は？」くらいから始めればいいんです。
STEP4: お金の本を1か月に1冊読む
難しい専門書じゃなくて大丈夫。「お金のことよく分かってないけど始めたい人向け」の本から始めればいいんです。
未来は変えられる！希望を持って前に
良いニュースがあるんです
実は2024年、金融経済教育推進機構（J-FLEC）という組織ができました。これってすごいことなんです。国が本気で「日本人のお金の知識を上げる」ってことに取り組み始めたってことですから。
若い世代は変わり始めている
20代の若者を見ると、SNSやYouTubeでお金のことを学ぶ人が増えてきています。「学校で教えてくれないなら、自分で学ぶ」って思って行動してるんです。
あなたも今日から始められる
最後に、明日から始められる3つの習慣をお伝えします：
- 朝コーヒーを飲みながら経済ニュースを10分チェック
- お昼休みに1万円から始められる投資アプリを見てみる
- 寝る前にお金の本を5ページ読む
これだけで、1年後には確実に今とは違うあなたになっているはずです。
まとめ：38位から這い上がる日は近い
日本人のお金の知識が世界38位ってヤバいこと？確かにヤバいです。でも、それって同時に「めちゃくちゃ伸びしろがある」ってことでもあります。
重要なのは、「誰かが教えてくれるのを待つ」んじゃなくて、「自分で学びにいく」ってこと。今は情報が溢れてる時代です。調べればほとんどのことは無料で学べます。
今日から始めてみませんか？あなたの「お金の常識」アップの第一歩を。
参考文献：
この記事は2025年9月時点の最新データを基に作成しています。